70年の歴史をもつお店
森町はお茶の名産地だからこそ、お菓子もおいしい。和菓子屋さんが何軒もあります。
今回は、そんな中でも、70年の歴史をもつ福むらさんに行きました。福むらさんは、森町の旧市街にあり、ちょうど、この前行った、レッカーランドフクカワさんのすぐそばです。店構えは、派手な感じではなく、じっくりとおいしいお菓子を作り続けてます、っていう趣いっぱいの店舗です。
「昔からのいいもので町おこしを」とご語るご主人あり
70年の歴史がある「福むら」さんのご主人は、2代目。お父様の代に御菓子のお店を始めたそうです。「こちらのお店、歴史は長いんですか?」と伺ってみると、ご主人が、熱く語ってくださいました。
「昔は、森には20軒以上もお菓子屋さんがあったけど、今は8軒くらいしかなくなっちゃってね。」
店頭には、森町のお菓子の歴史を紐解く資料がたくさん残されていて、見せてくださいました。先代のご主人が残されていたそうで、ほかにはなかなか残っていない貴重なものだそうです。
- 森町のお菓子の歴史を伝える資料を説明する福むらのご主人
森町には、梅衣や伝統など、いいものがたくさんある。そんな森町の昔からのよいところを生かした町おこしが必要なんじゃないかな。と語っておいででした。
栗むし羊かんは、残念、売り切れ!
- こんなに栗を使っても売り切れとは…
お店の前には、「栗むし羊かん」と書かれているし、秋なんだからと、「栗むし羊かんください。」とお願いしたら、今日は売り切れ。まだ、午後の早い時間だったのに、もう売り切れとは。残念です。
実は、お店に入ろうとしたとき、店頭に栗の皮がいっぱい置いてあったので、「絶対、くり、食べたい」と思っていたので、かなり残念。聞いてみたところ、やはりこの栗の皮、すべて「栗むし羊かん」などに使った栗の皮ですって。こんなにあっても、売り切れちゃうとは…。
森銘菓、梅衣をお買い上げ!!
- たくさんのお菓子がならぶ福むらさん
ではではと、森町の銘菓、梅衣を買いました。お値段は5個で650円でした。希望を言えば、その数をつめてくれます。
梅衣、森町では8軒のお店が作っているそうです。でも、どのお店も、独自に工夫しているので、どれも味がちょっとずつ違うんですって。
「どこのお店も味が違うから、同じ梅衣って思わないで、食べ比べてみてね」とおっしゃっていました。
- 梅衣 5個で650円
梅衣、食べました。「こしあん入りのおモチを塩漬けのシソでくるむ」というのが「梅衣」ですが、たしかにこの前いただいた梅衣とは、ちょっと味が違うようです。
こしあんをつつんでいるおモチは少し薄めで、こしあんがたっぷり。でも、こしあんもおモチも甘さ控えめだし、緑色の塩漬けのシソの塩味が、しっかり利いているので、あまったるいって感じはしません。
最初のひとくちで、口じゅうにシソの香りが広がるし、後味は、塩のしっかり利いたシソの風味で終わるので、上品な味わいです。さすが、お茶の名産地、森のお菓子といったところです。
みそまんも追加で!!
- ふかふかのみそまんもおススメ
と、ここで終わらず、みそまんも追加で。森町に来たら、みそまんも食べなきゃです。みそまんじゅうも、お買い上げとあいなりました。
みそまんを、ぱかっと割ってみると、ちょっと厚めの皮でした。ふわふわの厚めの皮…。もう、たまりません。ほっこり割って、お口に運んでみると、ふわふわの皮が、ほろっと崩れていきます。
中には、しっかりと歯ごたえがある、甘さ控えめのあんが、ぎっしり。
しお味が、ほんのりとただよって、みそまんのおいしさを引き立てる感じ。といっても、味噌の味が前に出て、「おミソ食べてる!!」っていうような、強い主張を感じるわけではなく…。いうならば、まさに、ソボクな味。 「なんか、おいしいおまんじゅうが食べたい」っていうときに、ぴったりなノです。
ほんと、ぱくぱくいけちゃう。あと必要なのは、おいしいお茶と、止めてくれるヒトだけです。ちょっと、ヲトメには、罪な味かも?
福むらさんのホームページ ありました
さがしてみたら、福むらさんのホームページ、ありました。
福むらさんのホームページへジャ~ンプ。
また福むらさんのお菓子、食べたいし、電話番号も、聞いちゃいました!
電話とファックスとも、0538-85-2412です。梅衣に入っていた紙には「地方発送承ります」ってあるし、電話しちゃおうかな? ちなみに水曜定休です。
森歩き日記