森町で、どどーんとお茶屋さん、おさだ苑さん
森歩きも、だんだん板についてきましたが、前々から、と~っても気になっていたお店に行きました。
おさだ苑さんです。おさだ苑さんは、お茶屋さん。森といえばお茶、お茶といえば、おさだ苑さん?ってくらい、どどーんと大きなお店です。警察署からほど近い、大通りに面したところにあるので、ぜったいすぐに見つかります。
大通りに面しているうえに、駐車場は巨大級・マンモス級に大きいので、運転テクに、ハンパなく難ありな私でも、するすると到着。やっぱり、駐車場が停めやすいって、安心だし、うれしいですよね。
お店は、まだ十年とちょっとだけど…
- おさだ苑さんの店内。広いし、キレイだし、わくわくしちゃう!
さっそく、お店に入ってみると…。うわぁぁ、スゴ。明るくてきれいな店内は、とっても、広い。商品が、ところ狭しと、わんさか、わんさか、並んでいます。こりゃ、ひとつ、ひとつ見ていくのが、楽しい!!
ということで、お店の方に声をかけてみました。
「なんか、スゴイお店ですねぇ。いつごろから、やってらっしゃるんですぅ?」
おさだ苑さん、この場所に店舗を構えて小売を始めたのは、まだ、十年とちょっと。でも、おさだ苑さんは、おさだ製茶というお茶屋さんの小売部門で、こちらは、もう60年もの歴史をもつ老舗なんだとか…。いまは、二代目の方がやってるんですって。ははー、なんか、格式ありそう!って思ってました、ふむふむ。やっぱりね。
って、もはや、「試飲」じゃないでしょ!
- 試飲の域を、はるかに超えたセットが…
お店の方と、お話していたら、試飲のお茶を出してくださいました。
ってさりげなく、いいましたけど、見てください、コレ!!!お茶が二種類にお菓子まで。
手前の緑茶は、「本日のお茶」で、「夏さらさ」というお茶です。夏限定のお茶で、水出し緑茶にもできるそうですが、温かいお茶として、ふるまわれました。
口に含むと、ふわっと、軽い。苦味とか、渋みとか、ぜんぜん気になりません。するするとノドをすべっていく感じです。めちゃくちゃ飲みやすい。夏の暑い日で、冷たい飲み物がおいしいお天気でしたが、これは、いける。熱くて、飲みにくいとか、まったく関係なしです。ほんと、夏専用のお茶ですわ。これ。ふふっ。
- ゆず型小鉢の中は、ゆず葛きり!
奥に置かれた、黄色がまぶしいゆずの小鉢を開けてみると、ゆず葛きりが出てきました。もう、ワクワク感が、たまりませ~んっっ。
わくわく・どきどき…。ふたを開けた瞬間に、ゆずの上品なかおりが、ただよいます。本格的な、ゆず。ゆず。ゆず。ひとくち、ひとくち、いただきます。つるつる、ノド越しがいいし、かおりもいいし。どんどん、フォークが進みます。
ひえーっ。ホンモノのゆずの皮が、しっかり、しっかり、入ってます。風味だけ、ゆず、っていうのとは、ワケが違います。フレッシュなフルーツ感・かんきつ感がめいっぱい味わえる、ゆずが、しっかり入ってます。こりゃ、おいしいわけです。ナットクです。こんなにジューシーな葛きり食べながら、お茶って、めちゃくちゃ、お贅沢。もちろん、これも商品ですが、こんなスゴイのが、試飲のお菓子として、出るなんて!!!おさだ苑さん、太っ腹です。さすが、老舗のカンロク。
店員さん、商品知識が、めちゃくちゃすごいし、ぜんぶ、おまかせ
このひろーい、店内。商品の数は、いくつ?ハンパじゃなさそうです。
- 店内には、いくつお茶があるのやら…
ただでさえ、どんなお茶を買ったらいいか、わからないのに、これじゃ、どうしていいのか…。おどおどしながら、店員さんに聞いてみました。
「おうちで飲む用だけど、日常使いのじゃなくて、ちょっとウレシイ感じのときに、いいお茶ってどれですか?」
それって、お茶買うときの聞き方?って疑問が大いに残るリクエストに、即座に回答ありました。「それですとね…」と、ひとつひとつ、丁寧に教えてくださいました。やはり、毎日飲むようなお茶は、お買い得に、大袋で。でも、お茶って生き物。ウレシイときに飲みたいような、ちょっといいお茶は、新しいうちに飲みきってほしいから、小袋でどうぞ。とのことでした。
「じゃ、これは?」「こっちのは?」と、ひとつ、ひとつ、特徴を聞くと、「こちらのは、コクがあるし、甘みが強いし、ふだんお茶をあんまり飲まない人でも、おいしく飲めますよ」「こちらのは、若い葉を使っているから、青いような、若いような味がしますね。お茶がすきな人にファンが多いですね」と、説明してくれます。
こんなに種類あるのに、ぜんぶ、わかるの~と、すっかり、尊敬のまなざしですが、プロですもの、当然なんですね。スミマセンです。
「夏さらさ」と「初摘」お買い上げ~
- 「夏さらさ」1050円、「初摘」1050円です。
ということで、プロのアドバイスをしっかり聞いて、買うのを決めました。
試飲でいただいた「夏さらさ」と、「初摘」です。「夏さらさ」は80g入り、「初摘」は100g入りで、おいしいうちに飲みきれるサイズ。
さきほど、店員さんが教えてくれたように、飲みきれる量で、チョイスです。いろんなお茶を、ちょびっとずつ、飲んでみたいと思ったしね。もちろん、もっといっぱい入ったタイプのもあるし、毎日、毎日、ぐびぐび、飲むなら、がばっと大袋でも、いいのかも…。
- 「初摘」の茶葉
おうちに帰って、さっそく、袋をあけてみました。
じゃじゃ~ん。これが、「初摘」の茶葉です。キレイな色ですよねぇ。袋をあけたとたんに、お部屋が、お茶のいいかおりに包まれます。お茶を飲む前から、目で楽しめる、おハナで楽しめる、そんな、お茶かしらん。
- 初摘は、こころ落ち着く味でした。
さてさて、お待ちかねで、「初摘」を入れてみました。
「初摘」は、森町では定番の、深むし茶。深むし茶ならではの、ミルキーな感じの、深いグリーン色が、こころを和ませてくれます。
ということで、おもむろに、「初摘」をいただきま~す。お店で試飲させてもらった「夏さらさ」に比べて、きもーち、シブさが残った感じ。といっても、深むし茶だし、うめぼし口になるようなシブさではないです。「うーん、おいしいお茶、飲んだわ」って味わえる、渋み感です。それに、深むし茶ならではの、甘みやコクが、じわじわと実感できます。ほんと、飲みやすいし、お茶らしい、お茶です。(と、わかった感じのことを言っちゃった…)
山吹撫子で、わたしも大和撫子に?
森町は、おいしいモノがいっぱい、いっぱい。嬉しいけど、ちょっと気を抜くと、おなか周りが、「あれれ?」ということになるやもしれません。
- いろんなタイプの山吹撫子オンパレード
そんなときにおススメなのが、「山吹撫子」というお茶。『やまぶきなでしこ』と読む、このお茶。静岡のお茶をきっちり使って、黒麹菌で発酵させた、発酵茶なんだそうです。プーアール茶とか、そういう系のお茶と似たようなかんじのお茶なので、あまーいものがおいしい季節には、ぴったりな予感。
色は、ロゼ色というか、透き通ったあめ色、栗色というか、オトメゴコロをくすぐる色で、キレイなグラスで飲みたいかんじ。うふっ。お味のほうは、たしかに、プーアール茶的というか、発酵茶の深いノド越しが、さっぱりおいしい。でも、ダイエット茶にありがちな、飲んだあと、ノドがごわごわしちゃって、「なんか、おクチのなか、ぱさつくかしらん」とか、そういうのがないので、ゴクゴクいけます。
まさに、いつでも、どこでも飲みたいテイストです。となると、いつでもお持ち運びしたいですけど、その点も、クリア、クリアです。ホントにお手軽な、ペットボトルタイプもあります。おやかんで、まとめて煮出しても、いけちゃうティーバックタイプもあります。それから、お茶がらが出ない、粉末タイプも!!! 粉末タイプのは、熱湯じゃなくても、お水でもOKだし、水筒に入れてしゃかしゃか振って作ってもOKなので、オフィスに置いておく用にいいかも。です。
- ペットボトルタイプまである!!!
いろんなタイプのを試して、きっちり、山吹撫子、大和撫子になれるかしらんと、期待してしまう今日この頃…。これで安心して、遠州森のお菓子三昧ができます。うふ。
さむぅ~い季節には、お茶屋さんの葛湯を。
- お茶屋のこだわり抹茶葛湯
冬も深まり、毎日寒くなって、「もしや、風邪ぎみ???」と思うことも、しばしばしばしば。
そういうときは、あつーいお湯で作った葛湯で、カラダをあっためるのが一番かも…。
そんなこんなで、「ごほごほ。あれ、風邪かしらん」と思ったときに、発見したのが、おさだ苑さんの、「抹茶葛湯」。一回分ずつの小袋タイプのこの葛湯。ベンリだけれど、味は別格。さすが、お茶屋さんのですわぁ、なお味です。
さっそく、カップに「抹茶葛湯」を入れて、お湯を注いで、作ってみました。
きゃー、おいしい♥葛湯だけど、お茶だと思って味わっても、文句なしのお茶感です。いうなれば、おいしいトロっとしたお茶。もちろん、葛湯なので、ほんのり甘いですが、もう、お茶のレベルが明らかに違う!!!
シブすぎず、お茶のうまみがじっくり堪能できます。葛が使われているゆえに、トロっとしているので、お茶のうまみが、おクチのなかで、ころころと転がり、じっくり味わえるって感じです。
カラダにも、やさしいし。お茶とは、また違う趣で、お茶のおいしさを実感できるし。こりゃ、やっぱり、ただものじゃない、お茶屋さんパワー炸裂の葛湯ですな。恐るべし、森のお茶ぢから!!!へへーぇ。
新・記念撮影スポット?いし松くん、登場!!!
なんか、オモシロいことないかなーと、森町をうろうろ放浪中に、発見です、です。
- 赤い野点傘の下にいるのが、いし松くん
おさだ苑さんの店先に、赤い傘を発見しました。
この前、来たときには、なかったし、どうやら、さいきん、できたばかりみたい。うふふ。
これ、「野点傘(のだてがさ)」というんだそうです。つまりは、おソトでお茶会するときとかに使う傘。老舗お茶屋さんならでは、といった感じの演出ですわねぇ~と、お上品なキモチになります。
でもでも、それだけじゃなくて、野点傘の下には、かわいらしいキャラクターがいました!!!
その名も、「いし松くん」。
ぴんぽーん。です。森町の超有名人?「森の石松」をゆかりに持つ、新キャラクターなんだとか。
ちょっとコミカルな感じで、カワイイし、森の石松だから、縁起もよさそうだし、やっぱり、記念撮影するしか、ありませ~ん。ということで、ぱしゃっと一枚。夕方だったので、野点傘の真紅な感じが、夕やみに映えて、森町の上品で、小京都な雰囲気が味わえる写真が、撮れました。こんどは、よーく晴れた日に行って、いし松くんと一緒にツーショット、撮ってみたいかも…。森町での、記念撮影スポット、もう一か所追加です、ほほほ。
おさだ苑さんのサイト、はっけ~ん!
おさだ苑さんのホームページ、ありました、ありました。やっぱり、ありました。
とっても、キレイなサイト。オンラインショップでお買い物も、かな~り、可なり。
おさだ苑さんのサイトへジャ~ンプ。
森歩き日記