遠州森駅からすぐの老舗お菓子屋さん
お菓子の町・遠州森町。そう思って信じてやまない、今日この頃ですが、「秋ですもの、お菓子屋さんへ行かなくっちゃ」と、森町をぐるぐるお散歩です。
そんなとき、見つけたのが、菓子司中島屋さん。
天竜浜名湖鉄道の遠州森駅からすぐの、栄町(「さかえちょう」と読むんだとか)という大通りで発見しました。駅からもすぐだし、駅から続く大通りに沿ったお店だから、ぜったいに、ばっちり行き着けます。(それに、おっきな看板もあるし…)
ということで、菓子司中島屋さんへ、ゴー・ゴー!!!
実は、80年も続く正真正銘の老舗
歴史を感じさせる上品さと、現代風なおしゃれな感じが、い~い具合に融合したお店。乙女心をこちょこちょとくすぐられて、お店のドアをくぐります。
- 菓子司中島屋さんの店内。気さくで親切な対応をしてくれるご主人さまも!
「こんにちわぁ~」
どきどきと、店内をのぞいてみると、店内も、やっぱりおしゃれ。森町のお菓子屋さんの風格を備えつつも、モダンな感じも、きっちりあって…。むふふ。なんだか、キモチがうきうきしてきます。
お店で対応してくださったのは、若奥さま。「いらっしゃいませ~」と、とっても明るい声で、応対してくださいました。
- 店内には、和・洋菓子が所狭しと並んでいます
店内を見回すと、和菓子も、洋菓子も、あふれんばかり!!!
もう、耐えられません。さっそく、奥さまに聞いてみました。
実は、中島屋さん、80年もの歴史のある、老舗お菓子屋さん。「でも、新しくて、キレイなお店だなぁ」と思っていたら、教えてくれました。
今のご主人は、なんと3代目。初代が80年前にお店を構えたのは、太田川の堤防沿いで、その後、仲町というところに移って、10年前に、ここ栄町へ移ってきたんですって。
初代が始められたときは、中島屋さんは、和菓子専門のお菓子屋さんだったそう。この栄町へ移るのを機に、3代目が、洋菓子とか、焼き菓子とかも、始められたんだとか。
きゃー、森の伝統、和菓子をしっかり守りながらも、どんどん新しいものも取り入れて…。かっこいいですぅ。こうやって、森町の伝統は、日々、発展し続けていくのねぇ。とウレシイ気持ち。(だって、これからも、ずっと、おいしいお菓子が食べ続けられるってことですよね!!!)
やっぱり、梅衣ははずせない
ということで、どれにしようかなぁ~、と思案中ですが、まずは、梅衣をゲットです。やっぱり、森町に来たら、梅衣ですわ。
- 梅衣 1個120円
「梅衣ください」とお願いしました。すると、奥さまが、梅衣を包みながら、おっしゃいました。「ぜひ、ほかのお店の梅衣も食べてみてね。どのお店も、ちょっとずつ、味が違うから。食べ比べ、してみてね」とのこと。
スゴイですね。森のお菓子屋さんって。「ほかのお店のも、食べてみてね」って、ホントに、自信がなきゃ、言えないコトバ。もう、惚れちゃいますぅ。
ふふ。さっそく、食べてみました。やっぱり、中島屋さんの梅衣も、「こしあん・求肥モチ・蜜漬けのシソ」の三層構造なのは、おんなじ。包みを開けると、ふわっと、部屋中がシソの上品なかおりに包まれます。そーっとお口へ運んでみると…。蜜がたっぷりで、じわーっとおいしい甘さが広がって…。それに、シソ独特の感じは強すぎないので、とっても、食べやすいです。ぱくぱく、もぐもぐ、いくつでもいけちゃう、そんな感じの梅衣です。
新・遠州森町の定番、味噌まんじゅうも…
- つるんとした味噌まんじゅう。1個70円。
もひとつ、森町の定番、みそまんも、お買い上げです。
つるんとした、かわいい味噌まんじゅう。ハート印がいくつも付けたくなります♥
ぱくっと食べてみると…。うゎー。黒糖のコクが、とっても感じられます。お口のなかが、深くて、しっとりした、黒糖のコクで、満たされる感じ。
じっくり、うっとり、黒糖の風味を味わいながら、午後のひとときをどうぞ、です、です。森の深むし茶が、ぴったり、よくあう、そんなお味のみそまんかしら、と思います。
洋菓子も、おいしい♥
さいきん、大人気中の焼きドーナツを発見です。「もりの和っ菓」というお名前。声に出して読むと、「もりのわっか」。ははーん。ドーナツだから、「わっか」なのねぇ。
- 人気の焼きドーナツ。いろんなフレーバーが揃ってる。
ほんと、たくさんの種類があります。三ケ日みかん味、いちご味、クラウンめろん味、め~ぷる味…。どんどこ、どんどこ、どこまでも続く、焼きドーナツの行列です。
- 人気の焼きドーナツ。いちご味。
種類がいっぱいあるので、どの味にしようか、かな~り、迷いましたが、まずは、いちご味。ヲトメの味をトライしました。
さくっとしていて、しっとりしていて…。もう、たまりません…。いちごの風味も、きっちり味わえるし、もう、どうしたらいいのか…。これ、全種類いくのに、どれくらい、かかるんでしょうか…。
全品、制覇するまで、通ってしまいそうな、テイストです。こりゃ、まいったな。
秋のうちに、食べとかなきゃ!!! 栗むし羊かん
やっぱり、秋しか食べられない栗むし羊かんは、マストアイテム。ぜぇ~ったいに、買わなきゃ!!!
新栗むし羊かんは、森町産の生栗を使って作った、おゼータクな品。なのに、900円。
- 新栗むし羊かん、1竿900円。
うふふっ。秋のおいしさ、丸ごといただきますって風です。
ということで、いただきまぁす。さてさて、純朴な感じの栗がごろっと入ってます。栗のほっこりしたかおりが、おクチのなかにふわっと広がって、栗のソボクな歯ざわりがたまりません。
それに、あんの部分は、ぷるっとしていて、ちょっと、名古屋名物・ウイロウみたいな感じ。甘さも控えめで、歯ざわり、口当たりがとってもよくって、いくらでも、いけちゃいます。
秋限定の商品なのが、残念なところ。新鮮な栗を使うから、仕方がないけど…。新栗むし羊かん。1年中、秋ならいいのに、って思う味です。
泣く子も黙る?ふじのくに新商品セレクションの味
- Richクラウンメロンロール 1本1000円。
どど~ん。なんか、と~ぉっても、スゴイの発見です。Richクラウンメロンロールなる商品。
「平成22年度ふじのくに新商品セレクション金賞受賞」と、でかでかと、ぴかぴかと、シールがまぶしい!!!
こんなお墨付き付ケーキを食べないでいられようか、いや、いられない。ということで、わくわくとお買い上げです。
どきどきと、リッチなキモチで包みを開きます…。
うわぁ~。ゴールドのシールが貼られたラベルをはずし、セロファンをはずすと、もう、その時点で、ふわっといいかおりが広がります。メロンのみずみずしい、フレッシュなかおりが、たまりません。「これ以上、メロンを贅沢に使えっこないよぉ」というくらい、メロンが詰め込まれた感じです。
- ふわふわなカステラ地の中に、ごろっと角切りメロンが…
かおりだけでも、リッチな気分ですが、おクチに運んでみると、もう、無口状態決定。
あくまで、ふわふわに、を追及した趣のカステラ部分。しっとりと、メロン感がたまらないクリーム部分。中には、角切りゴロゴロ状態のメロン!!!
メロンは、ぜったい、このまま食べてもおいしい!!!ってくらい新鮮で、ジューシー。フルーツ食べてるキモチになっちゃいます。
フルーツ感いっぱいの、Richクラウンメロンロール。ふだん、「クリームたっぷりのケーキはちょっとなぁ…」というお父さま方だって、「お、今日は、メロンか!!」と満足させる味です。家族みんなで、だまってモグモグ、平らげちゃいました。マスクメロンみたいに、贈答用にも、使えるんじゃないかしらん。
メロンの王様、王冠が神々しい、クラウンメロン。そんなメロンがリッチに使われたケーキです。きゃぁ、わたしの王子様、見つけましたわぁ♥
コーヒーとぜんざいのニュー感覚な出会い
- コーヒーぜんざい
ええぇ~っ。コーヒーぜんざいですって???
ヲトメ御用達の和スイーツ、ぜんざい。「甘いのはちょっと…」という男性陣に人気の洋スイーツ、コーヒーゼリー。そんな2つをいっぺんに食べられるのが、菓子司中島屋さんのコーヒーぜんざい。なんということでしょう!!!
「おいしいでしょ~」とご主人もイチオシの自信作。さっそく食べてみると…。やっぱり、ぜんざいだから、あずきのおいしさは、もう、そのまま。つめたく冷やしたあずきちゃんは、もう、ほっこり、つやつや。そんな本格的あずきのあまさとみごとにマッチしているのが、The コーヒーゼリー。香ばしくって、おハナにすっと抜けるようなロースト感が、ほんと、大人のお味。すっきりした苦味がなんとも、なんとも。もう、ぜんざいとコーヒーゼリーが、こんなに合うなんてと、黙ってしまいます。「洋菓子と和菓子をくっつけたぜ、いぇい」という風ではなく、「生まれたときから、出会うのをずっと待ってました」と運命の赤い糸が見えそうな感じです。
もう、私、ぜんざいとコーヒーゼリーに、ヤキモチ焼いちゃうっ!!!
ほこほこ、ぷっくり。あんぱん饅頭ですって!!!
- あんぱん饅頭。あんぱんでありながら、おまんじゅうでもある。
見つけたとき、思わず、「きゃぁ~」と歓声を上げてしまった逸品です。
なんてカワイイ♥ちょっと小ぶりで、乙女サイズなあんぱんかしらん?
でも、フツーのあんぱんじゃあ、ないんですって。その名も、「あんぱん饅頭」。あんぱんとお饅頭が融合した、新しい感じのお菓子なんだとか。
奥さまが、とっても、とってもすすめてくださったので、お買い上げ。ぱくっと、食べてみると…。
うん、うん、確かに、フツーのあんぱんじゃぁ、ない。うまく言えないけど、これは、まぎれもなく、あんぱん饅頭です。パンとか洋菓子って感じも、まったくナシではないけど、パンというより、お饅頭ですわ、これ。和菓子の上品な感じで、ほこほこしているし、あんぱんのようなカジュアルな感じで、ぱくぱくいけるし…。新感覚だけど、奇をてらったって風ではなく、じっくりおいしく、しっかりクセになる、そんなお菓子です。きゃぁ、どうしましょ。
菓子司中島屋さんのブログ、あります
菓子司中島屋さんのブログ、発見しましたぁ。
お話を伺った若奥さまが、日々更新されているんですって。これは、チェックしなくちゃね。
菓子司中島屋さんのブログへジャ~ンプ。
それから、それから、思い立ったときに、お買い物にいけるように、聞いておきました。電話とか、いろいろ…。
電話とFAXはそれぞれ0538-85-2310。水曜日が定休日で、営業時間は、朝8時から夜19時まで。うふふ。食べたくなったら、速攻で行きます。
森歩き日記